前回は…
2016年6月。耳管開放症を扱う耳鼻科へ行きました。ここではbスポット治療(EAT)もやっています。
検査
聴力と耳管機能を調べました。耳管機能を調べる専用の機械で調べました。そして、鼻からの内視鏡検査。そして聴力検査。
結果
聴力と耳管機能が落ちている。そして、上咽頭炎あり。ということで耳管開放症が検査ではっきりしました。
一番最初に耳の調子がおかしいと思ったとき、喉の奥から上の辺りに鼻水がたまるような感じがしていたんですが、それは後鼻漏というもので、上咽頭炎の影響があるとのことでした。ようやくこちらの耳鼻科で不調の原因が分かりました。
上咽頭炎の治療なのですが、激しく痛い。とてつもなく痛い。2日後まで痛かった。Bスポット治療で検索してもらうと激しく痛いということが必ず書いてあると思います…痛みの強さは、出産の次に痛いと表現する人もいます。
Bスポット治療というのは
1.上咽頭に細くて長い金属の綿棒みたいなものに塩化亜鉛を染み込ませ、鼻からそれを入れ、上咽頭に塗ります。私はその時、綿棒にうっすら血がついていました。炎症していると、血がつくそうで、炎症していないと血がつかないそうです。
2.今度は喉からちょっと太目の曲がった綿棒で塩化亜鉛を塗ります。
ということで、塩化亜鉛が劇的にしみる。上に書きましたが、2日後まで痛かった。初めての診察と治療はこんな感じでした。
追記 bスポット治療のことを最近はEATと呼ぶようになっているみたいです。(Epipharyngeal Abrasive Therapy、上咽頭擦過治療)
日本病巣疾患研究会の慢性上咽頭炎(https://jfir.jp/chronic-epipharyngitis/)に記載があります。
薬の処方は
加味帰脾湯という漢方薬です。耳管開放症のサイト(http://web1.incl.ne.jp/ishikawa/PET/jp/treatj.html)を見ると、加味帰脾湯の内服によって、約70%の患者さんの自覚症状が改善するとのこと。耳管開放症のサイトでは全国の専門医も出ています。
治療が終わり、痛みがおさまると、後鼻漏の症状は無くなりました。耳の響く感じも収まりました。ただ、一週間くらいすると後鼻漏の症状が少し出てきます。